■染五郎と高岸の実力は未知数だが期待大

 まずは、染五郎。まだ16歳だが市川家の八代目として、07年に初お目見えしてキャリアを重ね、18年1月2日に八代目を襲名。映像作品は現在のところ13年の『妻は、くノ一』(NHKBSプレミアム)のみだが、“眉目秀麗”を絵に描いたような切れ目で憂いのある瞳や顔立ちは、すでに多くの女性ファンの心をわしづかみにしている。

「最新では、『NYLON JAPAN6月号』(カエルム)の裏面である『guys』の表紙を飾っています。今回の発表と同日の4月28日発売なのが、実に“持っている”という感じがあります。今回の出演については“演じさせていただく木曽義高の悲劇的なところにとてもひかれました”とコメントしています」(専門誌記者)

 そして、本人も含めて、誰も予想していなかったであろうティモンディ高岸。演技初挑戦の作品が大河ドラマという事態を、相方の前田裕太(28)は「いきなり甲子園」とYouTubeチャンネル『ティモンディベースボールTV』で同日にコメントしていた。

「高岸の起用を提案したのは三谷だったそうです。しかも、高岸の所属事務所グレープカンパニーには、大河ドラマに9度出ている大ベテラン高橋英樹(77)が所属しており、YouTubeではさっそく高橋に殺陣のコツや現場の過ごし方を教えてもらう、というとんでもないアドバンテージを見せています」(前同)

 ちなみに、高岸が演じる仁田忠常は「手負いの暴れる大猪を仕留めた」「いわくつきの洞窟に部下と入って一人だけ生還した」というとんでもない逸話まみれの持ち主のため、「バイタリティに溢れるキャラの高岸はハマリ役ではないか」とすでに期待されている。

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