■コンサートにTravis Japan動員のワケ
近藤が退所したことで“ジャニーズの長男”には東山紀之(54)が“昇格”することになる。
「東山は今でも若手タレントからジャニーズJr.にまで尊敬されています。一方、近藤はそうとは言えなかった」(前出の女性誌記者)
2020年11月の『週刊文春』によると、ジャニーズはタレントが経営に携わるのを嫌がっていたものの、1997年にジャニーズ・エンタテイメントが設立された際、特例で近藤にも株式を持たせたという。
「2019年5月で事業終了となったジャニーズ・エンタテイメントには、KinKi Kids、NEWS、ジャニーズWESTなどが所属していました。つまり、後輩グループがヒットを出せば、近藤にもお金が入ってくる。近藤はここ数年、タレントとしてまともに稼働はしていなかった。にもかかわらず、後輩の働きで安定的な収入を得ていたこともあり、若手ジャニーズから疎まれていたといいます。
また、近藤にもファンはいますが、大きな会場でコンサートが開催できるほど動員力は持ってはいなかったんです。そのため、2015年のソロデビュー35周年コンサートツアーの告知には“バックジャニーズJr.:Travis Japan”という記載があったんです」(前同)
通常、ジャニーズのコンサートではバックにつくJr.を事前に公表することはあまりないという。
「つまり、近藤のコンサートの動員数を上げるためにTravis Japanが利用されたということです。ただ、Travis Japanのファンとしてみたら、推しているグループが“動員”に利用されるというのは面白くはない。
そのため、近藤に怒りを抱いていたJr.ファンも少なくなかった。今回の近藤の退所を歓迎しているJr.ファンもいるといいますね」(同)
ジャニーズの長男・マッチの退所は“ギンギラギン”に派手なものではなく、少々寂しい最後になってしまったとかもしれない。