■エアコンや冷蔵庫も
家電製品も、半導体を利用しているものが多い。
「冷蔵庫やエアコン、洗濯機、炊飯器なども、今後値上がりするはず。特にエアコンや冷蔵庫は、梅雨の時期に、買い替え需要があり、そのタイミングで値上げするかもしれませんので、6月までに購入することをオススメします」(同)
半導体の不足に加え、最近、中東情勢が不安定なことも、商品やサービスの価格上昇を招く恐れがあるという。
「アメリカでバイデン政権が発足して以降、イスラエルとシリア、イランの関係が悪化し、原油価格が上昇しています。これを受けてガソリン価格が高騰しており、今後も高止まりする見通しです。また、7月には、バスやトラックに使われるディーゼル油価格が、5%ほど上昇するという観測があります」(前出の記者)
原油価格が上昇すれは、輸入品全般の値段が底上げされてしまう。
「輸送コストが上がることによって、輸入品全般の値上がりが起こるでしょう。すでにその兆候は見られ、アメリカ産牛バラ肉は、1キロあたり昨年度600円台でしたが、4月上旬には、1000円台に値上がりしています」(二宮氏)
必要なものがある人は、値上がり前に購入すべし。