■変人の准教授と常識人の学生の凸凹コンビ

 連続ドラマの原作となる『准教授・高槻彰良の推察』(角川文庫)は、澤村御影氏の人気小説シリーズ。現在まで6巻が発売されている。

 大学で民俗学の講義を担当する、イケメンだけど怪異に出会うとついテンションが上がってしまう准教授・高槻彰良。嘘を聞き分けられる常識担当の大学生・深町尚哉の凸凹コンビが、民俗学の知識を使って、怪奇事件や都市伝説の謎に挑むというミステリー作品だ。

「伊野尾さんは主人公の高槻、神宮寺さんが助手の深町にそれぞれキャスティングされているといいます。伊野尾さんはこれまで、TOKIO松岡昌宏さん(44)主演の『家政夫のミタゾノ』(テレビ朝日系)などドラマ出演の経験も少なくありません。

 その中でも特に2016年7月期に放送された『そして、誰もいなくなった』(日本テレビ系)での日下瑛治役の演技が高く評価されているんです。日下は、主人公たちの行きつけのバーのオーナーという設定なのですが、回を増すごとに存在感を増していき、最終回で主人公を殺害しようと、狂気的な姿を見せます。

 かなり独特だった日下役で評価を得た伊野尾さんですが、今回演じる高槻も中々の変人キャラ。伊野尾さんにとってかなりのハマり役になるかもしれません」(前出の制作会社関係者)

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