■「“売れた”って感じはグループとしてはないなぁ」

 さらに城島が「7年半かかったんで、デビューして“あれ? 売れてへんやん”って(笑)。そのイメージやね」と語ると、森田は「初紅白は?」と『NHK紅白歌合戦』に初出場したときのことについて尋ねる。

 これに城島は「94年の、当時は最短で、っていう記録を出したんですけど。『紅白』のときは売れたというよりは“うおー! 故郷に錦を”って思いましたね。本当の意味では最初に“売れた”とは思わなかったですね」と、あらためて売れた実感は持てなかったと語る。

 初の冠番組について聞かれると、「冠は次の年に『鉄腕ダッシュ』が深夜から。でも、“売れた”っていうのはわからないまま手探りで。深夜からやってたので、わけわからず」と振り返る。

 そして、「“売れた”って感じは、だからグループとしてはないなぁ。4人になって、3人になって、会社立ち上げたから。ちょっと変わったグループかもしれないですね」とコメントした。

「TOKIOは1994年に『LOVE YOU ONLY』でデビューしましたが、同曲の最高順位は3位。その後、リリースしたシングルも最高順位は2位、3位、さらに10位というものもあり、楽曲が大ヒット、とはならない時代が続くんです。

 2001年にリリースした『メッセージ/ひとりぼっちのハブラシ』が、ドラマでの長瀬の活躍もあり、ようやく1位にランクインしたわけですから、城島の“売れたっていうのはわからないまま”というのも納得できる気がしますね」(前出の女性誌ライター)

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