■秋からは安住アナも『スッキリ』のライバルに!?
民放キー局ディレクターは話す。
「『スッキリ』は相変わらず好調をキープしています。世帯視聴率は2位ですが、今、各局が重視する13歳から49歳までのコア視聴率は『スッキリ』が断トツ1位です。これは、3月29日にスタートしたTBSの『ラヴィット!』が壊滅的な視聴率しか取れず、大爆死しているからというのもあるでしょう。また、フジテレビの『めざまし8』も同日にスタートしたばかりで、まだまだ調子は上がってはいない。ですので、現状、『スッキリ』は漁夫の利を得ているとも言えます。
MCの加藤さんは吉本から契約解除され、『スッキリ』存続の危機も懸念されました。ただ、視聴率がいまだ好調なこともあり、“フリーになったけど加藤さんに影響はない”との声も聞こえています。ただ、全然そんなことはないでしょうね。
日本テレビ内部でも3月の問題発言は大きな波紋を呼んでいるし、さらに秋からは裏に安住紳一郎アナ(47)の新番組も始まりますからね」
5月19日、TBSの安住紳一郎アナウンサー(47)が、今秋から同局系朝の情報番組のMCを務めることが発表された。夏目三久(36)がMCを務める『あさチャン!』(月~金曜午前6時)が9月末で終了し、後番組のMCを安住アナが務めることになる。
「『あさチャン!』は午前6時から8時の2時間放送されていましたが、安住アナの新番組は8時をまたぎ、8時30分や9時までになるのではないかとも言われています。それはやはり、スーパーエースである安住アナの影響力を最大限活用したいからです。つまり、『スッキリ』の裏に安住アナの番組が来る可能性があるということ。
その安住アナの新ニュース番組は、日本全国のTBS系の系列局と連携を取り、生中継をどんどんつなぎ、安住アナのアドリブ力、巧みなフリートーク術を最大限活用していくものになると言われていますね。
安住アナは6月1日に、TBS社長の佐々木卓氏と面談を行うと自らラジオ番組で明かしていましたが、そこでは当然、10月から始まる新番組の“トップ打ち合わせ”が行われたのではないでしょうか。安住アナはアナウンス能力だけでなく、ディレクター的な演出、番組作りの能力もピカイチと言われています。安住アナを中心に据え、TBSが系列局とともに全力を上げる新番組がつまらないものになることはないでしょう。それを考えると『スッキリ』、そして加藤さんは決して安泰とは言えないんですよ」(前同)
大きな問題に強力なライバルの出現――今後も加藤は、薄氷を踏む思いで『スッキリ』に出演することになるのかもしれない。