■進行が好きなのは「牛耳れる」から

 淳は、自身のバラエティでもずっと、自ら芸人たちを炊きつけて治めるというこのマッチポンプ的な進行を行ってきたそうで、「汚ねぇやり口だよね」と苦笑いし、「ロンドンブーツのコンビバランスとしてはそうせざるをえなかった」と続けた。

 そんな淳は、学生時代から人をまとめることが好きで「学級委員とかも率先してやってた」といい、その理由を「進行できるから。牛耳れるじゃない」と説明。「ずっと進行だったんですね!」とオードリーの2人を驚かせた。

 番組で「今が一番楽しい」「唯一無二の存在ではいたい」と語った淳、大学院に通ったり、音楽活動をしたり、地上波では無理な企画はBSやWebTV、ロンブーのYouTubeチャンネルでやりたいようにやっているという。現在、株式会社LONDONBOOTSの代表取締役以外にも、動画遺書サービス「ITAKOTO」取締役会長を務め、異業種の人が交流するためのコミュニティ「田村淳の大人の小学校」の校長、作家としても活動。5月31日には自身の母との死別についてつづった『母ちゃんのフラフープ』(ブックマン社)を刊行するなど、芸能以外にも活躍の場を広げている。

 やりたいこと全てに挑戦し続ける淳に、若林が「もう総理大臣になるしかないですね」「日本を元気にするしかなくなってこないですか。やりたいことが」と質問。淳は「政治家はいつかはやりたいよね」とニヤリ。今まで明言してこなかった政治への興味を明かし、オードリーの2人を驚かせていた。

 2008年に自身のラジオで「10年後までに芸能界を引退して出馬したい」と発言するなど、これまでにも選挙への出馬が噂されてきた淳。今回、政治家への意欲をハッキリ口にしたが「でも国会議員にはなりたくない」「市長とか知事とか」とも言っていた。目指すは次の都知事選か……今後の淳の動向を見守りたい。

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