■「命かけてもできない」と筋を通すカッコよさも

「“全部基本ファンベースで動いていて、自分のためにというものがない”と、行動原理も明かしていました。自分が数秒使えばできることが、相手にとっては一生の宝物になる、という思いから、時間の許す限り、ファンのSNS投稿にも“いいね”などで反応しているといいます。ものすごいプロ意識ですね」(前出の女性誌記者)

 そんな藤田はインスタグラムやツイッターに多くの写真を投稿しているが、プライベートでの撮影は絶対NGだという。これにも、藤田の「ファンファースト」な精神があった。

「18年12月放送のドッキリ企画『人気芸能人にイタズラ!仰天ハプニング150連発』(フジテレビ系)で、写真の撮り方が変なファンにニコルが詰め寄られる様子を観察するはずだったんですが、ニコルが徹底して撮影NGを徹底していたので、ドッキリが成立しなかったんです。しかし、視聴者やスタジオはニコルの姿勢に好評でしたよ」(前同)

 藤田は最初の握手には快く応じ、最後にもハグをして「ありがとう。また声かけてね」と優しい言葉をかけたが、「イベントでしか撮ってない」「お金払って来てくれてるファンの子とかいるから」と写真だけは断り、「命かけてもできない。ごめんね」とまで断言。5分間のファンの交渉にも応じることはなかった。

「目の前にファンも、イベントに来てくれるファンも両方気遣った“神対応”として、大いに盛り上がったんです。雑誌やイベントの告知のオフショット、地方ロケの合間での自撮りなどを精力的に投稿するのも、こういったファンを思う気持ちの現れでしょうね」(前同)

 今年2月20日には念願だったファンクラブ開設も果たしたにこるん。これからも、頑張っていただきたいーー。

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