菅田将暉がFukaseに明かした巨匠・蜷川幸雄からの痛烈アドバイス「疲れる」の画像
菅田将暉

 6月6日放送の『ボクらの時代』(フジテレビ系)で、菅田将暉(28)が仕事への“力加減”について明かした。今回菅田は、自身の主演映画『キャラクター』で共演しているSEKAINO OWARIのFukase(35)、歌舞伎俳優の中村獅童(48)とともに、演技や音楽、コロナ禍でのエンターテインメントのあり方ついて語り合った。

 この映画で俳優に初挑戦したFukaseに、中村が「これからいっぱいお話くるかもしれないね」と俳優としての仕事もふえるのではないか言うと、Fukaseは「怖くないですか? 調子乗ってるみたいじゃないですか」と躊躇。中村は「調子乗ったほうがいい。乗れるときは乗ったほうがいい」「いいんだよ、無責任で」「俺は歌い手なんだから芝居で勝負してないって」とアドバイスした。

 そんなFukaseは、毎回ライブ後には落ち込むといい、「楽しむのは自分が一番最後でいいんじゃないかなと思って」と反省するからだと告白。「ライブが終わった後に“楽しかった”とか“充実した”“気持ちよかった”みたいなの思ったこと、1回もない」「ライブ中も楽しいと思ったことないですね。それどことじゃない」と、観客を楽しませることに精いっぱいだと語った。

 この話に、中村は「役者とか舞台で“てめぇが一番楽しんじゃったらダメだ”っていうね。もう一人の自分がちゃんと俯瞰で見てないと、独りよがりになっちゃうっていうところはやっぱりを気をつける」と共感。

 菅田も「昔、蜷川さんのところで『ロミオとジュリエット』をやらせてもらったときに、もう全力でとにかく“ぶつけよう、ぶつけよう”で、やってた」と、2014年上演の故蜷川幸雄氏演出の舞台『ロミオとジュリエット』でロミオ役を演じたことを振り返り、自分の思いを観客に伝えようと全力で演じたため、蜷川氏から「ちょっと3割ぐらい捨てろ、引け」「お客さん疲れるから」と指摘されたという。

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