■朝日がブレイクしたキッカケの1つだった

「変なおじさん」の完コピは、朝日がブレイクするきっかけとなったテレビ東京の深夜バラエティ番組『ゴッドタン』でのことだと思われる。17年に、同番組でそれまでサブMCを務めていた松丸友紀アナウンサー(40)が産休のため、代打を決めるオーディション企画を行ったのだが、そこで朝日が「変なおじさん」を披露したのだ。

「この『ゴッドタン』出演をきっかけに、朝日のバラエティ番組の仕事は爆増。目や鼻にコインをはめたり、大量の輪ゴムを巻いて顔肉がミチミチになったり、つねにフルスイングで番組に臨む朝日は、いつしかバラエティの女王として、テレビに君臨するようになった。

“変なおじさん”はそういう意味でも朝日のタレント人生の転機となった番組です。ゴッドタンで共演したバカリズム(45)を、朝日は師と仰いでいますから、なおさら感謝しかない仕事だと思うんですが……」(専門誌記者)

 19年の『佐久間宣行オールナイトニッポン0』(ニッポン放送)で、『ゴッドタン』のプロデューサーである佐久間宣行が明かしたところによると、ソロで活躍し始めた頃の朝日は「アイドリングはクソでしたよ」という感じの毒舌で笑いを取っていたが、バカリズムに「悪口、良くないよ」「首絞めるよ」と言葉をかけられてトークの方向性を改め、売れるようになったという。

「朝日も19年4月に『マイナビニュース』のインタビューに、“師匠ですね。升野さん(バカリズムの本名は升野英知)には『NGなく何でもやり切れ』というのをすごく教えていただいた”と、バカリズムへの恩を話していました。もちろん『ゴッドタン』のことは大切にしていると思いますが、今回の『変なおじさん』についての発言は、少しうかつだったかもしれませんね」(前同)

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