■『金スマ』は秋にも……『オオカミ少年』は?
民放キー局ディレクターが話す。
「TBSでは視聴率が取れない番組の放送回数を減らし、その前後の番組を2時間SPにしたり、実験的な特番を放送するという手法をたびたびとっています。
ここ最近、『金スマ』の放送ペースは明らかに減っている。これは、TBS上層部が同番組には期待していないということの表れ。『デイリー新潮』にもありますが、『金スマ』が今秋の改編対象番組のリスト入りしたということは、十分に考えられます」
4月23日には『金スマ』の2時間SPが放送されたが、世帯視聴率は6.0%、コア視聴率は2.0%にとどまった。また、『オオカミ少年』は世帯3.7%、コア1.7%と、さらに低い数字を記録している。
「『オオカミ少年』も『金スマ』も、世帯だけでなく、コア視聴率も取れていないんです。『オオカミ少年』と同時間帯の『ザワつく!金曜日』も視聴率はシニア層が中心で、コア視聴率は高くありません。しかし、シニア層から圧倒的な支持を得ていて、世帯視聴率は同時間帯でトップを誇っています。
『金スマ』は20年続く長寿番組ということで、マンネリ化しているとも言われています。一方の『オオカミ少年』は、ダウンタウンの浜田さんというビッグネームを迎えて始まったばかり。にもかかわらず、番組はスタート以来、爆死状態が続いています。
かつて隆盛を極めていたTBSの金曜夜枠ですが、今では“死の金曜日”になってしまっていると言えるでしょうね」(前同)
中居の『金スマ』、浜田の『オオカミ少年』、超ビッグネーム2人の両番組に上がり目はあるのだろうか――?