■噛みまくりMCでも「かわいい」と好評

 第2位は、綾瀬はるか。

 これまで3度にわたり、『NHK紅白歌合戦』の司会を務めた経歴を持つ綾瀬。一般的に司会者に求められるのは進行の正確さやスムーズさだが、綾瀬の場合は言い間違いやミスが目立った。初司会の2013年には紹介コメントを忘れたり、「初出場」というワードがうまく言えずに噛みまくるという凡ミスを連発。2回目の2015年には目立ったミスがなかったものの、2019年は冒頭のあいさつで「紅組の司会めは……」と噛んでしまった。しかし天然キャラでお茶の間人気の高い綾瀬とあり、「かわいい」「ほっこりした」と視聴者には好評だった。

 綾瀬を選んだ人からも、「紅白の司会が天然要素もあって独特で良かった」(38歳/女性/営業・販売)、「笑いもとれるし、とても和んで良いと思ったから」(37歳/女性/総務・人事・事務)、「ミスしてもかわいいと思えるから。なんか好きになりました」(39歳/女性/主婦)など、紅白での司会ぶりが挙がっていた。

 そして第1位は、仲間由紀恵

 仲間は『第56回NHK紅白歌合戦』に、紅組司会として初出演。それから第57回、第59回、第60回と全4回も紅組司会を務めていた。また『日本レコード大賞』(TBS系)でも、第56~57回と2年連続で総合司会に抜擢された。2016年からは『MUSIC FAIR』(フジテレビ系)で女性総合司会としても活躍している。

 音楽番組のMCという印象が強いようで、仲間には「音楽番組のMCで引き込まれるような話し方だから」(24歳/女性/総務・人事・事務)、「紅白歌合戦の司会が落ちついていて良かったので」(38歳/女性/主婦)、「ミュージックフェアでの司会がすごいと思うから。優しい雰囲気で、画面も華やかになると思う」(19歳/女性/学生・フリーター)、「紅白やミュージックフェアなど、安心して見てられる。他の人への振りがうまいと思った」(34歳/女性)「声のトーンも落ちついているし、聞きやすく噛んだりしない。きゃりーぱみゅぱみゅを噛まずに言えていた」(36歳/女性/主婦)など、MCとしての実力が評価されていた。

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