■深田恭子の活動休止も影響か
ドラマとしては、なんとか踏みとどまった感じだが、主演の石原はそう喜んでもいられないようだ。過去作を見ると、16年放送の『地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子』(日本テレビ系)で平均視聴率12.4%を記録したあとは、18年の『アンナチュラル』(TBS系)と『高嶺の花』(日本テレビ系)、19年の『Heaven?~ご苦楽レストラン~』(TBS系)と右肩下がり状態が続いている。
さらに、昨年の病院薬剤師が主人公の『アンサングシンデレラ』(フジテレビ系)は、何度か10%超えしたものの、全話平均は9.6%と2ケタには届かず。今回の『恋ぷに』は満を持してのラブコメ回帰だったが、数字は上記のとおり。
石原の主演ドラマは、世代別の個人視聴率ではF3(女性50歳以上)の層が安定しており、それ以下の年代層が伸び悩んでいるらしい。今後は、F1(女性20~34歳)や10歳代の視聴者の心を掴めそうな出演作を選ぶことが、石原には必要なのかもしれないが、若手女優の台頭が続いており、なかなか難しい課題かもしれない。
同じホリプロ所属の深田恭子(38)は病気療養で活動休止中で、事務所的には石原に頑張ってほしい事情もありそうだ。これまで清純派イメージの強かった石原だが、昨年10月に結婚したことだし、思い切って不倫で心揺れる人妻役など新境地を開拓してもいいかもしれない(ドラマライター/ヤマカワ)