■米倉涼子『ドクターX』の映画化も十分ありえる

 日曜20時に放送されている、日本テレビの『世界の果てまでイッテQ!』とテレビ朝日の『ポツンと一軒家』を比較すると、世帯視聴率では『ポツンと』が勝っているが、コア視聴率では『イッテQ』が『ポツンと』を4倍も上回っており、広告収入も『イッテQ』のほうが3倍以上も多いという。

「『科捜研の女』や『相棒』なども同様で、世帯視聴率15%以上が当たり前ですが、コア視聴率は全然で、番組のCM単価はそれほど高くないといいます。ただ、映画化することで大きな利益を得ることもできる。『相棒』もこれまで4作の劇場版が製作されましたが、1作目の興行収入は44.4億円を記録しましたからね。

 現在のドラマシリーズも、今後、映画化していくのでしょう。米倉涼子さん(45)主演の『ドクターX~外科医・大門未知子~』(テレビ朝日系)も映画になる可能性もありそうです。

 ただ、ここにきて放送開始から22年目の『科捜研の女』が映画化するというのはビックリです。劇場版では、ドラマよりもスケールの大きいストーリーが展開されるのでしょうね」(テレビ誌編集者)

 劇場版『相棒』でも、テロリストや国際犯罪組織との対決が描かれた。

「劇場版『科捜研の女』では、これまでにない事件、沢口さん演じる榊マリコの知られざる姿などが描かれるのでしょうね。佐々木蔵之介さん(53)の出演などが明らかになっていますが、他にも大物出演者が登場するのではないでしょうか。

 連続ドラマが積極的に映画化されるウラにはテレビ不況も絡んでいるといいますが、お馴染みのドラマが映画化することで新たな魅力が伝わったり、新たな視聴者を獲得できる可能性もありますよね」(前同)

 9月3日公開の『科捜研の女-劇場版-』の公開を今から楽しみに待ちたい!

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