■宮川大輔が珍競技をするだけなのだが

 本番のルールは、制限時間1分間でカゴに入ったメガネを顔にできるだけかけ、終了時点で5秒静止して残った数が記録となる。両者一斉にメガネをかけていくが、宮川の秘策が効いたのか、チャンピオンには早くも焦りが。

 お祭り男ならではの“本番の強さ”を発揮し、宮川が落ち着いてメガネをかけていく中、チャンピオンはメガネが2度も崩れ落ちてしまう。その結果、宮川は31個、チャンピオンは12個で、宮川は「よっしゃー!」と勝利のガッツポーズを決めた。

 続いて、宮川が訪れたのは高知県香美市で、特産品のやっこネギをどれだけ遠くに飛ばせるかを競う、“やっこネギ飛ばし世界大会”に挑戦。大会は7年前からで、毎年行われていた豊穣祭で、地域おこしを試みたのがきっかけだという。

 投げられる本数は1人2本で、投げ方は自由。一見飛びそうに見えないひょろっとしたネギだが、チャンピオンの最高記録はなんと17メートル83センチ。宮川は「ちょっとしたソフトボール投げの記録ですよ」と驚いた。

 実践練習に挑むと、投げる前から宮川は「正直ね、今、五十肩なんですよ。痛みがあるんですよ」と弱気発言。力を入れて投げた直後、宮川は肩を押さえ、「アカン、こんなんやってたら(肩が)終わる」とボヤいた。そこで宮川は、回転して遠心力を利用する、ハンマー投げのような投げ方を考案。なんと14メートルを記録し、「これ見えてきた、チャンピオン(の記録)そこやん」と自信を見せ、肩に負担をかけないため、早々に練習を終了した。

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