■素朴だからこそ支持される
そして、決戦本番。30歳の自衛官にして元高校球児というチャンピオンは、豪快なオーバースローでネギを投げ、16メートル82センチを記録。一方、宮川は、力んでしまったのか、練習以下の記録しか出せずに完敗。今回のお祭りロケは1勝1敗で終わった。
「視聴率は裏番組の『ポツンと一軒家』(テレビ朝日系)の15.5%や、『青天を衝け』(NHK)の14.6%には及びませんが、かつての海外ロケに比べ、スケールがずいぶんと小さくなっているにもかかわらず、2ケタキープは健闘しているといえます。
特に、平均個人視聴率(何人テレビをつけていたかを示す割合)では8.0%と、『ポツンと一軒家』の8.6%に迫る勢いで、確実に番組を支持する固定ファンはしっかりつかんでいるのでしょう」(芸能誌記者)
番組中でも触れられていたが、コロナ禍の影響から、全国各地で多くのお祭りが中止になっている。また、地元に簡単に帰省できない人も多いため、宮川の地方のお祭りロケが喜ばれているのかもしれない。
地元の有志たちが企画したような、地域おこしのお祭りは、見た目は地味だが、ほのぼのとした雰囲気がある。海外ロケに出られない間、宮川にはそんな地方の日常感あふれるお祭りを紹介してほしいものだ。