■M氏監督作品が“違法撮影”でお蔵入りの過去も

 格にもよるだろうが、朝ドラのヒロインを経験したとはいえ、芳根はまだ20代前半。50代のベテラン演出家であるM氏の指示に従うのが一般的な態度だととも思えるが……。

「ただ、ドラマ関係者に言わせると、“今回の件はMさんがどうなの?”となっていますよ。結果として、そのラブシーンで芳根さんは脱ぐことはなく背中も見せていません。芳根さんの意見が通ったのでしょう。

 ドラマですから、見る方もさまざまな意見がありますが、今回のラブシーンには“肌を見せる必要はなかった”と考える関係者のほうが圧倒的に多いといいます。しかし、Mさんは自分の意見を曲げることはなく、“もうやってられない!”となり、ドラマを降りてしまったということですよね。

 クレジットがチーフ演出から脚本協力に変更になるというのは前代未聞です。ただ、Mさんは“いわくつきの人”ですからね……」(前出の制作会社関係者)

 2017年3月の『文春オンライン』が、WOWOWドラマ『東京すみっこごはん』において、当時6歳の子役がいたにもかかわらず、制作サイドが深夜まで撮影をしていたことを報じた。同ドラマで監督を務めたのがM氏だったのだ。

 WOWOWは『文春オンライン』の報道内容を認めるとともにホームページに謝罪文を掲載。2017年1月20日正午から翌日午前2時まで、また同月21日正午から翌日午前5時まで撮影が行われ、この間、6歳の子役も待機時間や仮眠時間を含めて、撮影現場や付近の待機場所にいたことは事実だと認めている。

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4