■内容も視聴率も申し分なかったが…

「まひるが自分のカラダを盾にして水をせき止めている間に、残りメンバーが亀裂に引っ掛けて固定する板パッチでうまく入れ替わって壁の穴をふさいだり、よしこの“負けるなまーちゃん!”という応援に答えるように“うぁーー!”と雄たけびをあげてハンマーでパイプの穴に木栓を打ち込んだりと、盛り上がってはいたんですが……」(制作会社関係者)

 准海尉の教官も手を叩いて「すごかったです。本当に感動しました。私たちも精進しなきゃなと思った」としており、見ごたえのある内容だった。平均世帯視聴率も11.5%(ビデオリサーチ調べ/関東地区)と、まずまずの数字だが、一体、何が悪かったのか。

「この自衛隊の企画ですが、同局の『沸騰ワード10』でカズレーザー(36)の人気企画『自衛隊に取り憑かれたカズレーザーシリーズ』と被っているのではないか、という指摘があるんです。毎回、カズレーザーが自衛隊基地を訪れて体験入隊したり、任務の裏側を紹介する企画ですね」(前同)

 カズレーザーの姿勢は国からも評価されており、今年5月7日放送回では岸信夫防衛大臣に「詳しくご紹介していただいて自衛隊としても助かっています。国民のみなさんに自衛隊の活動を理解、協力していただけるのではないか」と、感謝状と記念メダルも授与されている。

 インテリ芸人として知られているほか、純粋に自衛隊好きということもあり、カズレーザーの知識量もすさまじい。毎回のように、「あれは○○ですよね」と細かい雑学も添えて語り、視聴者を大いに楽しませてくれている。

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