■大谷の投手先発試合で最高のスタートのはずが…

「インターネットテレビ局の『AbemaTV』(以下アベマ)です。実は、アベマは2021年7月1日から『スポーツチャンネル』でメジャーリーグ公式試合の完全生中継を始めていたんです。日本人選手の活躍するチームの試合を中心に、レギュラーシーズン166試合の放送が組まれる予定で、その記念すべき第1回放送となったのが、大谷が先発投手として敵地ヤンキース・スタジアムのマウンドに立った、7月1日のロサンゼルス・エンゼルス対ニューヨーク・ヤンキース戦でした」(ウェブライター)

 これまでもアベマはスポーツ中継に力を入れており、日本プロ野球の祭典『マイナビオールスターゲーム』や、清宮幸太郎選手の活躍が記憶に新しい『U-18野球ワールドカップ』など、数々の野球試合の中継を行ってきた。

 今回のメジャーリーグ公式試合の完全生中継も、日本人選手の活躍によって生まれた、新たなメジャーリーグ・ファン層を取り込むための大型企画だと思われる。そう考えると、7月1日の試合は、6月に入って大活躍を続けていた大谷が“リアル二刀流”として出場する最高のカード。華々しいスタートとして完璧だったのだが……。

「しかし結果は、大谷がまさかの初回7失点大炎上で無念の降板。大谷の活躍を見ようとアベマを見ていた大勢のファンは、あっという間に放送から離れてしまったでしょうね……」(情報誌記者)

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