■非常に愛されていた三浦さんだったが……

 07年の『恋空』で日本アカデミー賞新人俳優賞を獲得した際は、誰よりも先に「内示を貰った」と報告したり三浦さんと加藤さんの交流は続き、死の2か月前、昨年5月にも近いうちに会う約束をしたばかりだったという。

「卯都木さんも19年の元旦に息子3人とともに食事をしていたら“もう親子だよね!”と言われたことや、酔うと素になって“自分の身は自分で守らないといけないんだぞ”と話していたこと、現在の卯都木さんの元にはファンから電話が来ることから、“ファンの『行き場』、つまり『生き場』を作るのが役割”と、改めて話をしていました。

 ただ、本当に加藤さんと卯都木さんに愛されてたんだなと思う一方で、気がかりなことがあるんですよね……」(前出の女性誌記者)

 今回のインタビューではこのほかにも生前の三浦さんについて多くが語られていたが、三浦さんの誠実な人柄が伝わってくる一方で、親とまで慕っていた2人に対しても、「弱み」を見せていない印象を受ける。

「加藤さんが実母について言及しているところがまさにそうでしたが、三浦さんはプライベートな悩みについて、加藤さんほどの関係の人にも相談できていなかった。いろいろ抱え込んでしまうタイプの人だったのではないでしょうか。今にして思うと、2019年に三浦さん自身、それをほのめかしていた気がします」(前同)

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