■「誰かに“助けて”って言うこと、それも勇気じゃないですか」
19年4月7日、自著『日本製』(ワニブックス)を発売した三浦さんは『めざましテレビ』(フジテレビ系)でインタビューを受けていたのだが、聞き手の鈴木唯アナウンサー(27)が「何もないまま30歳になりそうで怖い」「(プライベートの)本当の姿を見たら…」と話すと三浦さんは、
「まあね、僕だって本当の姿は見せられないですよ。なかなかね、家でこんな感じになっているところとか、見せらんないし」
とフォローしたうえで、「20代の間にやっておくべきことは?」という質問に、
「“いや大丈夫、自分でできるから”っていうような“みえ”を張ってしまって、できなかったときに、すごく自分の居場所がなくなる、窮屈に思えてしまうとか、全然あるから。そうじゃなくて、誰かに“助けて”って言うこと、それも勇気じゃないですか。それができたら1つ大きくなれるんだろうなということを思ったのも、もう20代の後半ですもんね」
と話していたのだ。
「このインタビューの“助けて”は、三浦さんの心からの叫びだったのかもしれません。優しすぎるあまり、相談相手にも気を使ってしまっていたのではないか、という声もあります」(前出の女性誌記者)
もうすぐ、三浦さんの訃報から1年。あらためて、心優しき俳優を悼みたい。