■小峠「もう反応オンリーですね。ウケるか、ウケないか」
―それは、ネタ自体の中身を変えるということですか?
西村「初日の反応を見て変えることもあります。ここをこうしたり、みたいな……前に、ネタ一本なくなった時もあったよな? まるまる止めたときも」
小峠「うん。あった」
西村「あんまりよくなくて、ネタごと止めたみたいなことが……」
―そんなこともあるんですか、
小峠「ありましたね」
ーこれは成功だったな、とかうまくいかなかったな、と思う基準はありますか?
小峠「もうお客さんの反応オンリーですね。ウケるか、ウケないか」
―ウケない、というご経験はありましたか?
小峠「作家さんを本格的に入れてやりだしたのが、3、4年くらい前からなんですよ。それまでは、もうほぼ僕1人ですね。ネタが9本あったら、1本くらい作家さんと作るみたいなのもありましたけど。でも、一緒に作るっていっても、結局、最終的に僕が書きますので。もう全部自分で書いてた。1から10まで。
それで、3,4年くらい前に“もうそろそろ作家さんを入れてやってもいいんじゃないか。そこまでやらなくてもいいんじゃないか”って思うようになって。何から何まで1人で全部やらなくていいんじゃないかと思うようになって。
それで、3、4年くらい前から作家さんを入れるようになって、一緒にネタを作るようになった。そこから、よくなりましたね」
ーそうなんですね?
小峠「やっぱり、僕1つの脳みそと、作家さんが2人入った場合3つ脳みそがあるわけですよ。やっぱりそれは違うなと。そこからやっぱり、ライブのクオリティ、1本1本ネタのクオリティも上がりましたし、そんなに変なネタというか、スベるような、よくないネタはあんまりもうないんじゃないですかね。ここ3、4年は」
西村「やってみないと分からないというのがあるわけですよ。ウケるかウケないか。だから、やる前からどうこう、というのは絶対ないですね」
―なるほど。やってみないと分からない。不思議なものですね。よくないときはあるんですね。
―よその芸人さんのライブを観ることは?
小峠「今はあまり見なくなりましたね。昔はよく行ってましたけど」
―印象に残っているよかったライブはありますか?
小峠「東京03さん、あとハリウッドザコシショウさんのライブとかは、やっぱり面白かったです」
―印象に残っている面白かったポイントとかはありますか?
小峠「結局、よく笑ったってことですね」
―西村さんはいかがでしたか?
西村「僕も、スケジュールが合えばザコシショウさんの単独ライブは毎年観に行っていて。パワーが違いますよね。積んでるエンジンの出力が違います。圧倒されるし、メチャクチャ笑わされるし。スゲェな、としか思わないです」