■西村「単独ライブをすると“夏が来たな!”と思いますね」
―単独ライブは毎回DVD化されるということですが、映像というのは、ご自身の意図どおりになっているものなんでしょうか?
小峠「あ、でもDVDにする前に、1回チェックしますね全部。で、“ここはこっち(カメラ)抜いた方がいい”とか“ここは引きで全体を映した方が分かりやすい”とか。それは1回見て指摘してるんで、出てる(商品化してる)ヤツは……。過去のDVDとか見たらたまに、“あ、こういう撮り方したらよかったな”と思うことはあります」
―なるほど。
西村「ただやっぱり、変わっていってるから。昔のを観たら“全然言い方がよくないな”とかはありますけどね」
―言い方のタイミングとか?
西村「まあ言い方とか、声の出し方とか……」
―日々積み重なってるものがある、ということですよね。毎年の単独ライブで成長してくようなイメージです。
西村「それはやっぱりありますね」
―やはり1年の区切りとして、大事なもの?
西村「そうですね。だいたい夏にやってるんですけど、“夏が来たな!”と思います」
―風物詩になってるんですよね。
西村「今は風物詩みたいな感じです」
―基本的に芸人さんは、単独ライブをするものですか?
小峠「どうなんでしょうね? でも、分かれるんじゃないですかね。やってる人とやらない人と」
―ほかの芸人さんのことは分からないかもしれませんが、やる人はなぜ単独ライブをやるんでしょうか?
小峠「うーん……何でやるんだろう。(長考して)そういわれると、なんでやってるんだろうね?」
―お二人は、なぜ単独ライブをやろうと思ったんですか?
小峠「さっき言った、ネタを1年間の間に作るのが1つあって、それと、もう1個。この先ずっと芸人でやっていくうえで何個かやらなくちゃいけないことがあると思ったんですけど、その1つが単独ライブですね」
―そうなんですか?
小峠「ネタを作り続けるっていうんですかね。やらなくちゃいけないことの1つではあるな、とは思ってますね」
―それは単独ライブを始めた頃からあった気持ちですか?
小峠「はい。いちおう『キングオブコント』で優勝して、ネタで世に出た人間なので。やっぱりネタはやっておかなくちゃいけないのかな」
―やり続けなければいけないこと?
小峠「なんか、そうですね」