■ジャニー氏の逝去でTOKIOの名前が重くなった

 3人のトークに、視聴者からは「笑って話せるようになるまでいろいろな想いと葛藤もあったはず」「いろいろ大変だったからこそだね」「心のどこかで“5人でいたかった”って思ってるんだなあって思えてちょっと切なくなった」「もともとTOKIOは5人っていうのを黒歴史化にしてないのが地味にうれしい」などのコメントが上がった。

 株式会社TOKIOの設立について、国分は「ジャニーズ事務所さんに、どういうふうな形で言うのが一番いいのかなっていうことを考えた」「 私たち3人は何となく同じ思いだったんですよね」と、当時自分たちの思いを伝えるためのプレゼンを行ったと振り返り、松岡が「屋号は守ろう」とTOKIOの名前を残すことを主張したと続けた。

 その理由について松岡は、「いろんな時期が重なったからかなとは思いますね。先代の社長(ジャニー氏)が生きていたら、そうは思ってなかったと思う」「旅立ってそこでTOKIOの重さが出た。深まった、重くなった」とコメント。

「もし先代が生きてたら、ごめんちょっとダメでしたって言えんだけど、言えないじゃん」「で、お墓参り行ってダメでしたも違ぇなとかって、自分の中であって」「俺の屋号だけはっていうのと、じゃあ新しいことやってみようかっていう意見がすごく良いタイミングだった」と、TOKIOとしての再スタートについて語った。

 ジャニーズ事務所の後押しもあり、会社を立ち上げた3人だが、国分は「後輩、絶対まねしちゃダメだよね」と、会社経営の難しさも指摘。松岡も「選択肢としてはいいけど、あんまりオススメはしない」と断言し、「会議めんどくせぇから」と吐き捨てて、スタジオを笑わせた。

 株式会社TOKIOは、いわゆるジャニーズ事務所の子会社という立ち位置だが、これまでにない独自の活動を次々と始めている。その一つが『ザ!鉄腕!DASH!!』(日本テレビ系)でもお世話になった福島の復興を応援する「福島を楽しんでもらう」プロジェクト。福島県庁には「TOKIO課」が設置され、CMに出演したり、桃をアピールをしたり、福島県の魅力を伝えるための活動を積極的に行っている。

 また「Make with TOKIO! 一緒につくろうプロジェクト」で、あまり知られていない日本のいいところを伝えようと、広くアイディアを募集するなど、新たな試みにも意欲的だ。7月21日には、国分が商品開発に参加した「丸亀製麺」のテイクアウトメニュー「こどもうどん弁当」も発売され、大好評を博している。

 今後も、城島の社長としての手腕に注目だ。

  1. 1
  2. 2
  3. 3