■世帯視聴率はついに5%切り……

『VS魂』は、1月3日の初回放送では平均世帯視聴率は9.0%、個人視聴率6.0%を記録している。

「前番組『VS嵐』のラスト2年の世帯視聴率は約11%でした。そこから少し落としたスタートだったんですが、番組は放送を重ねるにつれて数字を落とし、世帯視聴率はずっと6%台に留まっていました。『VS嵐』と比較すると5%も落ちていることになります。

 また、6月12日放送された『キングオブコントの会』(TBS系)をめぐるダウンタウン松本人志さん(57)のツイートで話題になったコア視聴率は3%台。どうしようもなく悪いというわけではないのですが、ゲストも多く、セットにもお金がかかっている番組ですから、今ひとつ物足りないというところでしょう。この状況を打破するために、7月15日から思い切ってリニューアルに踏み切ったと見られています」(制作会社関係者)

 こうして新装開店となった『VS魂』。7月15日放送回の視聴率は世帯6.4%、個人3.9%。リニューアル前最後の7月8日は世帯6.1%、個人3.6%だったため、あまり数字は変わらなかった。

「リニューアル初回こそあまり変化がなかったのですが、問題は次の週です。7月22日の世帯視聴率は5.6%とさらに低下。7月29日には、世帯4.8%、個人2.7%とゴールデン番組ながらついに世帯5%切りという厳しい数字を出してしまいました。

『VS魂』が放送されている木曜19時台は、現在行われている東京五輪の影響で、NHKの『NHKニュース7』が圧倒的。7月29日にも世帯で26.8%を記録しています。

 ただ、同時間帯に放送されていた『ぐるぐるナインティナイン』(日本テレビ系)の2時間スペシャルが世帯9.2%、『笑える!泣ける!動物スクープ100連発』(TBS系)が世帯10.2%を記録しています。東京五輪を扱う『NHKニュース7』がいくら強いとはいえ、他の番組はそれなりの数字を出しているため、『VS魂』だけが数字を落としてしまったと言えそうです」(前同)

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