■Jr.のためにデビュー保留!?

 2018年5月放送の『TOKIOカケル』(フジテレビ系)で、生田は、「嵐がバンッとデビューしたときに、みんなずっと横一列で楽しくワイワイやってたのが、前後ができるわけじゃないですか。それで、これって遊びじゃなくて仕事だったんだって初めて気づいた」と話している。

「生田がもっと早く仕事としての意識を持ってJr.の活動をしていたら嵐入りも……そんな可能性もゼロではなかったのかもしれません」(前出の女性誌記者)

 嵐がデビューした1999年。このときジャニーズJr.は、メインの番組『8時だJ』(テレビ朝日系)が水曜20時台に放送されるなど、黄金期を迎えていた。

「黄金期のJr.の中でとりわけ高い人気を博していたのが、“タッキー”こと現副社長の滝沢秀明氏(39)でした。2015年4月発売の『週刊女性』(主婦と生活社)の記事によると、滝沢氏の人気が非常に高かったため、ジャニーズが新しいグループをデビューさせると聞いた当時のジャニーズ担当記者たちは、滝沢氏がメンバー、しかもグループの中心にいるだろうと予想していたといいます。

 しかし、結果としてデビューしたのが嵐。滝沢氏はメンバーにいなかったため、デビュー会見では滝沢氏がいないと驚く記者もいたそうです。ジャニーさんは、Jr.の勢いを維持するため、滝沢氏と今井翼(39)のデビューは保留したと記事では伝えています」(前同)

 滝沢氏と今井は嵐から約3年後の2002年9月にタッキー&翼としてデビューした。

「もし滝沢氏が嵐のメンバーに選ばれて活動していたら、2018年末での引退やその後の副社長就任もどうなっていたかわかりませんよね。メンバー入りの可能性があったタレントも、現在は、それぞれがベストと思える場所で活動できていますし、嵐に入らなかったのはむしろ正解だったのかもしれませんね」(同)

 ジャニーさんの審美眼のすごさを改めて思い知らされる――。

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