■岸優太がようやくチームの一員に

 そして、朝倉をチームから欠いたことに責任を感じた深澤は、救急医療の知識を身につけるため、一人で熱心に勉強していた。そんな中、再び事故が発生。深澤は成瀬に指名され、一緒に現場に駆けつけるも、重傷者を前に体がすくんでしまう。

 そんな深澤に成瀬は「お前が診ろ」と命じる。深澤は「無理ですよ、こんな」と弱気だが、成瀬に「いいから診ろ!」と一喝され、患者の診察を始める。すると、これまで学んだ知識は確かなようで、的確に容態を把握し、処置方法を言い当てる。そこで、成瀬が「完璧だ、あとはやるだけだ」「何を迷う必要がある!」と鼓舞すると、深澤の脳裏に浮かんだのは、現場で患者を懸命に処置する朝倉の姿で、覚悟を決めたように処置を進めていった。

 これまでのビビリな深澤がウソのように、次々とケガ人を救っていくと、成瀬は「時間をかけ過ぎだ」と叱りつつも、「でも、おまえのおかげで患者が助かった。おまえにはちゃんとした技術も知識もあったってことだ。足りなかったのは、それを使う度胸だけだ」と声をかけた。 

 また、深澤を「チキン」扱いしていた朝倉も事情を知ると、「チキンを卒業したんでしょ。だって、この前、一人で処置できたみたいだし、スゴいじゃん」と祝福。これまで、チームのお荷物でしかなかった深澤が、ようやく救急医として一本立ちしたのだった。

 今回の放送は、裏番組の東京五輪特番『くりぃむしちゅーの!レジェンド東京五輪メダリスト総勢23人大集合!生放送SP』(日本テレビ系)が12.3%という高視聴率を記録。さらに五輪期間中の休止明けであり、それらの状況を考えれば、大健闘の視聴率といえるだろう。

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