■『24時間テレビ』3日前のメリー氏の訃報にキンプリメンバーは……

 2018年1月、レコード会社「ユニバーサルミュージック」の新社屋で会見が行われ、ジャニーズ事務所とユニバーサルミュージックが初めてタッグを組んだ新レーベル「Johnnys‘ Universe(ジャニーズ・ユニバース)が設立された。

 キンプリは同レーベルの第1弾アーティストとしてCDデビューすることが発表され、同年5月に1st『シンデレラガール』をリリース。発売初日に31.8万枚を売り上げ、2020年2月までの累計売上枚数は79.9万枚を記録している。

「キンプリは当初、ジャニー氏が担当する予定でしたが、さまざまな問題が生じ、デビュー直前になってメリー氏が手掛けることになったといいます。メリー氏はキンプリのレコード会社を選定し、レーベルを立ち上げて大々的なデビューをお膳立てした。その結果、キンプリはデビュー直後から一気にスターダムを駆け上がり、早い段階から“ポスト”としてジャニーズ事務所に期待をかけられる存在となったんです」(前出の芸能プロ関係者)

 キンプリの岸優太(25)、平野紫耀(24)、神宮寺勇太(23)、永瀬廉(22)、高橋海人(22)の5人は、8月21日と22日に放送される『24時間テレビ44』(日本テレビ系)でメインパーソナリティを務める。

「放送直前というタイミングで、グループの生みの親であり育ての親でもあるメリー氏が逝去したわけですから、キンプリのメンバーも大きなショックと衝撃を受けているでしょうね。『24時間テレビ』3日前の訃報ということで、番組内でメンバーがメリー氏に感謝の言葉を述べる場面もあるかもしれません」(前同)

 キンプリとしてもこのタイミングで、自分たちを可愛がってくれた事務所の精神的支柱を失ったのはツラいところだろう。

「90歳を超えてキンプリのデビューを担当し、スターにするためのケアをしてきた。メリー氏は最後までエンタメに魂を捧げた人ですよね。また、メリー氏がいたからこそ、『24時間テレビ』でメインを張れるほどのスターへと成長を遂げたキンプリが誕生した、とも言えそうです」(同)

『24時間テレビ』でキンプリの5人は、“育ての親”であるメリー氏に言及するのだろうか――。

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