■唐橋ユミの謝罪文代読にも疑問の声

 8月15日放送の『サンデーモーニング』では、スポーツコーナーに入る前にアシスタントの唐橋ユミ(46)が、「先週のスポーツコーナーで、張本勲さんのコメントの中に、女性及び、ボクシング競技を蔑視したと受け取られかねない部分があり、日本ボクシング連盟より、抗議文が寄せられました。不快に思われた関係者のみなさま、そして視聴者のみなさま、大変申し訳ございませんでした」と謝罪文を読み上げた。

 しかし、これに対して同日『サンデーモーニング』に出演していたフォトジャーナリストの安田菜津紀氏(34)が、放送後にツイッターを更新して「張本さんの発言を『蔑視と“受け取られかねない”』ものと表現されたこと、それを女性のキャスターの方が伝える形をとったことは、再発防止にはつながりえないものだと私は考えます」と、疑問を呈したことも話題を呼んだ。

 さらに視聴者からも「番組を見ていたが、まるでアシスタントが失言を起こしたかのように見ていた。ここは張本が、画面を通じて直接謝罪をするべきではなかったか」「まるで唐橋アナウンサーが謝罪をしているかのようでした。当の本人は本当に軽いタッチでの謝罪。これでは事態に対して火に油を注いでいるように感じました。何故降板にならないのでしょうか」と批判の声が多数上がっている。

 これまでも張本氏は数々の問題発言をしてきており、過去にはジャーナリストの江川紹子氏(63)と番組中に口論寸前となって彼女の降板騒動にまで発展したケースもあった。

 その江川氏は8月15日にツイッターを更新して、張本氏の謝罪文について「軽いな~。番組としては、あの張本氏になんとか『反省』という言葉を言ってもらいましたー、だからもう忘れてちょ、ということでしょう」と指摘している。

 また、2019年7月の放送では甲子園出場を賭けた岩手大会決勝で、当時、大船渡高校の佐々木朗希投手(現:千葉ロッテ、19)が登板を回避して花巻東に敗れたことについて、張本氏は「投げさせたほうがいいに決まっているじゃない」と指摘。

 大船渡高校の国保陽平監督は「故障を防ぐために登板を回避した」と語っていたが、張本氏は「ケガが怖かったら、スポーツは辞めたほうがいい。将来を考えたら投げさせたほうがいいんですよ」「楽させちゃダメですよ、スポーツ選手は」と持論を展開した。

 これに対して、メジャーリーガーのダルビッシュ有投手(35)が「(ドラゴンボールの)シェンロンが一つ願いこと叶えてあげるって言ってきたら迷いなくこのコーナーを消してくださいと言う」とツイートしたことも大きな話題を呼んだ。

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