■雨上がり解散で「ホトちゃんというピン芸人が生まれた」発言の意味
ＭＣの東野から話題を振られた松本は、『雨上がり決死隊解散報告会』を見たと話し、宮迫と蛍原、コンビの間に「（コロナの対策の）アクリル板以上の分厚い壁を感じた」と番組への感想を語った。
さらに、「あと、２時間あれをやるなら、宮迫に巻き込まれた彼らを出して欲しかったなと。そこで彼らに本当に思いの丈をいっぱい言ってもらって、でも彼らお笑いで絶対やってくれるやろうし、そこでノーサイドというか、みんなで楽しく終われたんちゃうかなあと。僕ならそうしたかったかな」と真剣な表情で語ったのだ。
前出のお笑いプロ関係者は言う。
「松本さんは、２０１９年６月の闇営業騒動勃発後の『ワイドナショー』で、闇営業にギャラがあったかどうかのことにについて真剣に語っていましたよね。
宮迫さんは当初、ギャラはもらっていないと語っていた。しかし、後に吉本の聞き取り調査の中で、やはり金銭の授受があったと判明します。当時、ギャラについての説明が二転三転した理由について、リーダー格の宮迫さんは“後輩をかばうため”だと周囲に説明していたと言われていました。
松本さんは最初の報道が出た際、電話で宮迫さんに“（ノーギャラの主張は）無理やでって。世間がそれを誰も信じない。そこでウソついたら何もかもウソやと思われるよ”と助言したことそのときの『ワイドナショー』で話しています。その際、宮迫さんは“ハイハイ”と言ってたそうですが、松本さんは“どこか芯では分かってなかったのかな”とため息をついていました。
報道されてしまった闇営業問題を松本さんは解決しようと動いた。しかし、宮迫さんのウソにより事態はよりこじれ、宮迫さんは契約解除となった。そして、宮迫さんと口を合わせた闇営業参加芸人たちにも数か月の謹慎処分が下ってしまった。松本さんはこの、後輩芸人たちに大きな被害をもたらした“宮迫さんのウソ”にとにかく激怒していると言われていましたね」
今回の『ワイドナショー』で、真剣かつどこか残念さも浮かべて語った「（『雨上がり決死隊解散報告会』に巻き込まれた彼らを出して欲しかったな」という言葉は、そこから来ているということだろうか。
