■京本も当事者だった! 2度の“パクリ疑惑”の因縁

 そんな『イッテQ』には、実は2回の“前科”がある。

「実は、同じ日テレの番組とはいえ、過去に『イッテQ』が『沸騰ワード』の企画をパクったのではないか、との疑惑が2度も起きているんです」(前出の制作会社ディレクター)

 最初の疑惑が出たのは、昨年7月に放送されたいとうあさこ(51)の企画『いとうあさこのミステリーツアー IN 山陰地方』でのことだった。

「このロケでいとうさんは、鳥取の三徳山三佛寺奥院にある『投入堂』というかなりハードな山道の先にある場所に向かおうとします。番組ではいとうさんが、山道を登ろうとしたタイミングでいきなり“しかしここで問題が!”とナレーションが入りVTRがストップ。

 なんと『沸騰ワード』でも京本さんが『投入堂』に行くロケをしていて、ほぼ同時期にオンエアされることが社内で発覚してしまったというんです。結局“プロデューサー同士で話し合った結果、我々は負けたのだ”と説明が入り、いとうさんの登山シーンはカットされました」(前同)

 さらに、今年6月27日放送回では、森三中ら女性芸人6人が参加する温泉同好会が、自衛隊に体験入隊する、という企画が組まれたが、

「『沸騰ワード』で放送されているメイプル超合金カズレーザーさん(37)が出演する『自衛隊に取り憑かれたカズレーザー』という企画が行なわれており、なおかつこちらの人気が高いために、『イッテQ』の企画に“パクリでは?”との声が出ていました」(同)

 制作会社ディレクターは続ける。

「イモトさんが今後『登山部』に参加できるか分からない。さらに京本さんは『沸騰ワード』の“登山企画”で活躍していて、『イッテQ』に出演するジャニーズタレントの枠も昨年6月に手越祐也さん(33)がジャニーズ退所に伴って降板してから空白が続いています。

 京本さんは、『イッテQ』にとってこれ以上にないタレントでしょう。番組の出演者を取るような行為は、同じ局内でも禁断中の禁断と言える。ただ、京本さんはまだ『沸騰ワード』の番組レギュラーではない。そして、『イッテQ』は日曜日の夜に君臨する国民的番組。また過去の2回の“パクリ疑惑”を見るかぎり、『イッテQ』にはなりふりかまわないところがありますからね。もしかすると“電撃移籍”なんてことも……」

 稀有な才能を発揮しつつある京本を巡り、今後、大争奪戦が繰り広げられるのかもしれない――。

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