■思い出す「水車事件」と「露天風呂崩壊事件」

 02年1月に、山口主導で水車作りが始まり、同年4月に完成。山口は騒動前は「棟梁」の異名を誇るDASH村やDASH島の開拓に欠かせない存在だったが、この時点で番組協力者で水車職人の萩原重信さんが舌を巻くほどだった。

「その後、水車は完成して試運転すると見事に回転したんですが、なんと水車が回転したまま外れて、DASH村の村人だった清隼一郎さんめがけて突っ込むというあわやのハプニングが。幸いにもうまく受け止めましたが、一歩間違えたら大事故。現在のTOKIOなら的確に避難指示が出せたでしょうが、当時は城島も山口も“危ない!”と叫ぶのみでした」(前出の女性誌記者)

 その後、「軸受けや。腐ってたから割れたんや……」と、城島が原因を突き止めたことで水車は完成し、DASH村に大いに貢献した。

「水車がいい例でしたが、DASH村では、“水が関係した企画で大きめのアクシデントが起こる”というジンクスがある。01年には、『DASH村に露天風呂は作れるか!?』という城島主導の企画でも、やらかしていました」

 これは、温泉マニアの城島が「村に露天風呂を作りたい」と始めた、石を敷き詰め、風呂釜を下に置いてお湯を焚くという「五右衛門風呂風露天風呂」を作る企画での事件だった。

「焚き口の石積みを済ませ、木の板をしっかり組んで浴槽を作りました。雪が降っていて、最高のシチュエーションでお湯も用意できて、山口の“入水まで5秒前!5・4・3・2・1、GO!”というアオリとともに城島が勢いよく入水。“気持ちいい~~! いい感じッスフッフッフ~!”と嬉々として感想を話している最中に、突然板が外れ、お湯がまるで鉄砲水のような勢いで流れ、露天風呂が壊れてしまったんです……。翌週、修理企画が放送されました」(前同)

 失敗の原因は「浴槽の板が薄く、圧力に耐えられなかった」と「浴槽が微妙に前傾しており、一か所に圧力が集中してしまったから」というものだった。これらを補強し、城島はわざわざタンクローリーで温泉宅配サービスを利用。無事に入浴できた。

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