■ＴｉｋＴｏｋ開設でＺ世代にも番組を訴求
８月下旬、関係者に向けて『ｎｅｗｓ２３』のリニューアルプランの説明会が行われたという。
「メインターゲットを男女の３５歳と想定して、番組を制作することになるようです。また、１０～２０代のＺ世代にも見てもらえるような番組にしたいという意向もあるといいます。これまで『ｎｅｗｓ２３』のメイン視聴者層といえばシニア世代が中心でしたから、ゼロベースで番組をリニューアルするつもりなんでしょう。
ハセンアナの加入も、彼のキャラクターを活かし、明るく親しみやすい番組にするためでしょう。ハセンアナ自身が“ポジティブジャーナリズム”と言っていますが、明るいけどしっかりとしたジャーナリズムを追求するというスタイルの番組になるのではないでしょうか。また、番組の顔とも言えるロゴの色も変更するそうですよ」（前出の制作会社関係者）
番組独自の調査報道も重視していくという。
「７月にＴＢＳ報道局に『調査報道ユニット』が立ち上がったんです。そこと連携して番組独自の調査報道をやっていくようで、まずは週１回程度の独自ネタの放送を目指すといいます。
また、Ｚ世代が興味を持って見られる話題のカルチャーや人にフィーチャーするそうですから、若者に支持されている芸術家や音楽アーティストなどへのインタビューなども行うのではないでしょうか」（前同）
さらには、今後を見据えたデジタル戦略も展開していくようだ。
「地上波と連動して、特集企画を放送後に再編集してＹｏｕＴｕｂｅにアップする計画があるそうです。また、デジタル戦略の一環として番組ＴｉｋＴｏｋも開設するといいます。ＴｉｋＴｏｋにオリジナルコンテンツをアップして、Ｚ世代の視聴者を開拓する狙いがあるのでしょう」（同）
