弟のジャニー喜多川氏(享年87)とともに、日本芸能界に燦然と輝く“ジャニーズ帝国”を築き上げたジャニーズ事務所名誉会長でメリー喜多川として知られた藤島メリー泰子(ふじしま・めりー・やすこ)氏が、8月14日に亡くなってから2週間あまりが経過した。
ジャニー氏とメリー氏という2大巨頭がこの世を去った今、その動向に大きな注目が集まっているのが滝沢秀明副社長(39)だろう。
滝沢氏は2018年をもって芸能活動から引退。2019年1月よりジャニーズJr.の育成やプロデュースを手掛ける「ジャニーズアイランド」の社長に、2020年9月にはジャニーズ事務所本体の副社長に就任している。
「ただ、“副社長”という肩書ではありますが、滝沢氏に決定権はそれほどないといいます。しかし、ジャニーズタレントが不祥事を起こし、芸能活動自粛などの処分が下された際には“タッキーの恐怖支配”などと書かれてしまう。ただ、実際には、滝沢氏には処分を決定できるほどの権限はないともっぱらですね。
また、担当しているグループもデビュー組ではSnowMan、SixTONESの2組、あとはジャニーズJr.内ユニットの美 少年やIMPACTorsなどだといいますから、事務所内でもそれほど幅を利かせられる存在ではないと言われています」(女性誌編集者)
そんな滝沢氏は、4月28日発売の『週刊文春』(文藝春秋)にアメリカ発のミネラルウォーターを輸入販売する企業の取締役を務めていたと報じられたことも記憶に新しい。
取締役に就任したのは2018年8月。芸能界引退前ということでジャニーズ事務所が禁止している“副業”をしていたのではないかという疑惑が浮上。
「ジャニーズ事務所は『週刊文春』の取材に対して、事実と認めた上で、副業として報酬を受け取った事実はないと回答しています。副業ではないのであれば問題ないはずですが、滝沢氏は4月19日をもって取締役を辞任しています」(前同)