■さすがにいじられキャラは得意

 前回、救急医として一本立ちする活躍を事故現場で見せた深澤は、今回も的確に容態を把握し、スタッフに処置方法を指示。医療専門用語を駆使しながら治療する岸の演技に、視聴者はツイッター上で「深澤先生が医者としてどんどん成長してるし、岸さんも俳優としてどんどん成長してる」などと、称賛の声が寄せらてていた。

 その一方で、深澤が朝倉に思いを寄せていると気づいた妹の心美(原菜乃華/18)が彼女をキャンプに誘い、恋人の勇馬(宮世琉弥/17)を加えたダブルデートに出かけるシーンでは、まったく違った岸の演技が見られた。

 深澤が朝倉のハートをつかむため、心美がアピール作戦をアドバイスするのだが、運転テクニックを披露しようとするも、「久しぶりに走りたかった」と朝倉に運転席を奪われ、得意な料理の腕を披露するも、おいしいところを勇馬に持っていかれるなどポンコツ全開。

 さらに、兄っぷりをアピールしようとするも、逆に勇馬にイジられてしまうなど、深澤というよりキンプリでの岸本人を見ているよう。ツイッター上では「Wデートのシーンは深澤先生と言うより岸くんにしか見えませんでした」「脚本家さん、岸くんのキャラに寄せてくれてるのか、岸くんのアドリブなのか」などと大ウケだった。

 今回の平均世帯視聴率は9.5%(ビデオリサーチ調べ/関東地区)と、前回から1.6ポイントのダウンとなってしまったが、この数字ならまだ好調維持と言っていいだろう。次回は臓器移植のドナー問題など、シリアスなテーマが描かれそうだが、再びポンコツな深澤も見たいものだ。(ドラマライター/ヤマカワ)

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