■『イッテQ』もピンチ
「18年4月から放送していたNHKのバイヤーに密着する紀行番組『世界は欲しいモノであふれてる』も、国内ロケや現地で撮影した映像を編集しながら制作してしのいでいましたが、“いつ終息してロケを再開できるかも不透明で、番組のクオリティーを保つことができない”という理由で、今年の3月末にレギュラー放送が終了しました。
こちらは不定期特番としてクオリティは変わらずに放送が続いているため、まだ恵まれている方だと思いますけどね」(専門誌記者)
こう相次いで「海外ロケが難しいから」という理由で番組終了が続くと心配なのは、やはり『世界の果てまでイッテQ!』だろう。『アナザースカイ』と同じ「日テレの人気番組」で、「業界内でも人気」という共通点もある。
「07年からレギュラー放送を開始して以来、文字通り“世界の果て”を目指して世界各国を回り続けている人気番組ですが、こちらもモロにコロナウイルスの影響を受けてしまい、昨年6月以降の放送は、すべて国内ロケとなっています。
国内でも珍しい秘境はあるしそれなりに面白いのですが、これまでの南極ツアーや未開の土地での1日生活体験といった日本ではあり得ない光景の数々に比べると、どうしてもスケールダウン感は否めないんですよね……」(前同)
さらにここに来て、番組の顔と呼べるイモトアヤコ(35)が妊娠6か月であることを8月15日放送回で発表。「なるべくスパーンと産んで、スパーンと帰ってくるのでよろしくお願いします」とイモトは語っていたが、無茶がさせられないのは間違いない。
「15日の放送回でウッチャンナンチャン・内村光良(57)が、サプライズでのイモトの妊娠を発表した際は、同席した森三中、宮川大輔(48)、出川哲朗(57)、いとうあさこ(51)らは自分のことのように大喜びしていました。それだけに、イモトの復帰まで乗り切って欲しいところです」(前同)
『イッテQ』はお笑いコンビまかろにステーションのギャビン(26)による新企画『ギャビンのボランティア旅』を「近日公開」とCMで告知したりと、番組に新しい風を吹かそうとしている。
番組を存続させたまま、イモトの出産を祝福してほしいものだが、果たしてーー。