■令和の“コア視聴率王”は有吉だった!

 冠番組9本とは、驚異的な仕事ぶりの有吉だが、8月30日から9月5日までに放送された彼の冠番組で、世帯視聴率が2ケタ台を記録したのは8月30日放送の『有吉ゼミ』のみ。しかし、別の数字を見ると、有吉の“凄さ”が見えてくるという。

「13歳から49歳までのコア視聴率を見ると、有吉さんの冠番組では、8月30日放送の『有吉ゼミ』が7.7%、9月1日放送の『有吉の壁』が7.0%、9月4日放送の『有吉の夏休み2021』(フジテレビ系)が6.7%と、8月30日から9月5日の1週間でコア視聴率が5.5%を超えている番組が3本もあるんです。

 同じ期間に放送された冠番組で5.5%を超えているのは、8月31日に放送されたマツコ・デラックスさん(48)の『マツコの知らない世界』(TBS系、5.5%)があります。ちなみに同週は放送がありませんでしたが、毎週金曜日夜8時から放送されている2人の番組『マツコ&有吉 かりそめ天国』も毎回、高いコア視聴率をとっていますね。

 有吉さん以外だと、ヒロミさん(56)がMCを務める8月31日放送の『ヒューマングルメンタリー オモウマい店』が6.1%、ウッチャンナンチャン内村光良さん(57)がMCの9月5日放送の『世界の果てまでイッテQ!』(いずれも日本テレビ系)は7.8%で高いコア視聴率を獲得していますが、それぞれ一番組だけ。有吉さんのように高いコア視聴率をとっている番組を3本も持っているMCタレントはいないんです」(前出の制作会社関係者)

 コア視聴率で見ると現在、有吉は“独走状態”と言えそうだ。

「現在、テレビ各局では世帯視聴率よりコア視聴率が重視されています。むしろコア視聴率しか見ていないと言っても過言ではない。そのため、“コア視聴率王”と言えるほどの圧倒的な結果を残している有吉さんは、今のテレビ界に最も適しているMC。実質的なナンバーワンMCではないでしょうか」(前同)

 有吉はプライベートを充実させるため、レギュラー番組を徐々に減らしていく意向だという報道もあったが、これだけの好結果を残しているだけに、テレビ局側が辞めさせてくれそうにない。はたして、有吉の新婚生活はどうなるのかーー。

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