■焦らしすぎて炎上したことも

 たとえば、こうした「焦らしすぎ」の有名な失敗例として、13年に放送された『SMAPGO!GO!』(フジテレビ系)での生放送がある。

「1999年に放送された伝説のドラマ『古畑任三郎vsSMAP』の後日談が、全編“生ドラマ”で放送されるとCMで散々あおられていたんです。脚本も、当時と同じ三谷幸喜

 ところが、ふたを開けてみると実際はミニコントだったうえ、肝心かなめの古畑任三郎こと田村正和さんは出てこない。案の定、《視聴率稼ぎの釣りじゃん!》《もはや詐欺レベル》と非難轟々でしたよ」(専門誌記者)

 ちなみに、このドラマが古畑シリーズの新作として宣伝されていたことについては、三谷本人や木村拓哉(48)も難色を示していたと、三谷自身が朝日新聞夕刊の連載にて語っていた。

「同じ日テレで最近の話では、6月21日放送の『しゃべくり007×人生が変わる1分間の深イイ話合体SP』にて、人気イケメン俳優の中川大志(23)が出演して《新たな一面を披露》《ダンス対決》と散々告知しておきながら、実際は中川の出番が10分あるか怪しいというガッカリな内容だったこともありました。こういうのが続くと、テレビは信用を失ってしまうと思います」(前同)

 人柄の良さや、恵まれたルックスなどですでにファンは獲得しつつあるギャビン。『イッテQ』の戦略が、裏目に出ないことを祈るーー。

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