■ケンティと赤楚はZARD系女子がタイプ

 たとえば、現在も続く国民的アニメ『名探偵コナン』(日本テレビ系)は98年の『運命のルーレット廻して』を皮切りに多くの主題歌を手掛け、遺作となった07年の『グロリアスマインド』も、『コナン』の主題歌。歌番組を見ない子供たちも、「ZARD=コナンの人」と自然にファンとなっていったのだ。

 芸能界でもZARDのファンは多い。今年7月スタートの連続ドラマ『彼女はキレイだった』(フジテレビ系)で初共演を果たした赤楚衛二(27)とSexyZone中島健人(27)は、ZARD好き同士仲良くなったと、7月5日に行われた『彼女はキレイだった』リモート取材回でコメントしている。

中島「人生の中で最高の友達に出会ったと思うくらいの方。血液型以外、全部一緒です!生年月日も近いですし、趣味も一緒だし、女性の理想像も横顔が美しい、ZARDの坂井泉水さん系美人というところが一緒」

赤楚「共通点が多すぎて、運命の相手なんじゃないか、生き別れの兄弟なんじゃないかというくらいです」

 ちなみに、『MonoMax Web』の連載『BEAMS特撮部』の18年4月のインタビューによると、赤楚はZARDに限らずT-BOLANなど90年代音楽が好きだと明かしたうえで、「まわり(世代)と話が合わない」と嘆いていた。中島という友人ができたのはなによりだろう。

「6月28日放送の『クイズドレミファドン!』(フジテレビ系)のイントロクイズではZARDの『揺れる思い』を2人で一緒に回答したり、8月30日の『ネプリーグ』(前同)では“(好きなタイプは)ZARD系女子”“横顔がきれいで伏し目がち”と、2人が同タイミングで答えたり、もはや双子レベルの掛け合いを見せました(笑)。イケメン同士の友情にも絡んでいるとは、流石ZARDですね(笑)」(前同)

 名曲はいつまでも語り継がれる。あらためて、ZARDの影響力の強さを感じずにはいられない。

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