■『六本木クラス』が『半沢直樹』のパロディになる可能性

 そんな中、テレビ朝日はチャン会長役に驚きの俳優をキャスティングするつもりだというのだ。

「テレビ朝日内では、最有力候補として香川照之さん(55)の名前が挙がっているといいます。社会現象を巻き起こした『梨泰院クラス』のリメイクだからこそ、テレビ朝日としても絶対に成功させなければいけない。その作品の極めて重要な主人公のライバル役に、演技力抜群の香川さんの名前が挙がるのも納得はいきます。

 ただ、大きな問題が残っていそうです。というのも、『梨泰院クラス』では、チャン会長がセロイに土下座するように迫ったり、逆にセロイがチャン会長を追い込んで土下座させるという場面があるんです。“香川照之と土下座”といえば、誰だって『半沢直樹』(TBS系)を想起してしまいますよね」(前出の制作会社関係者)

 2013年版の『半沢直樹』の最終回、堺雅人(47)演じる半沢直樹が、香川演じる大和田常務が犯した不正を突きつけ、涙ながらに土下座を迫る。大和田はあまりの悔しさに歯を食いしばり、全身を震わせながら、最後にはヒザをつき、ついに土下座をするというクライマックスシーンはあまりにも有名だ。

「セロイに土下座を迫っていたチャン会長が土下座する、というシーンは『半沢直樹』のそれと極めて近い感じがする。しかもそのシーンを大和田常務を演じた香川さんがやるとなったら、さらに『半沢直樹』のイメージが乗っかりますよね。それで、『梨泰院クラス』の中でもとても重要な、シリアスな場面にケチがついてしまったとしたら、とても残念ですよね。

 ただ、圧倒的な演技力を誇る香川さんだったら憎たらしいチャン会長役がぴったりハマるでしょうね。当然、テレビ朝日サイドも『半沢直樹』との被りは意識しているでしょう。ストーリーやシーンの変更、調整をしつつ、名役者の香川さんに出演をお願いしようと考えているのではないでしょうか」(前同)

 来夏放送予定だという『六本木クラス』で、憎たらしい男・香川の土下座は再び見られるのだろうか!?

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