■イジりは「ダウンタウンのキャラ」

 一方で、岡村は人懐っこい性格で先輩からもかわいがられていたそうで、矢部は「俺個人の話やけど、俺は相当食らったな。数年食らったな」と精神的にキツい時期もあったが、「それがたぶん強くしてくれたよね」と、現在のメンタルの強さについて語った。若林が「そこで折れなかったのもすごいですね、矢部さん」と感心すると、矢部は「でも、めちゃめちゃ吹き出物できたで」とぶっちゃけ、オードリーの2人を爆笑させた。

 そうは言ったものの、「当時、ダウンダウンのお2人はとにかく俺らに当たり強かったよ」と矢部。ただ矢部は、ダウンダウンのことを怖いと思ったことはなかったといい、「裏でやられたことじゃないから。本番中にやられてることやから」「で、やっぱ生意気やけど、ダウンダウンさんのキャラってあるやん。やっぱり強気でゲストをイジって、頭も叩いてって時代で」「それできはったお2人やから、それの一つやん。言うなれば」と納得していたという。

 また矢部は、「当時、ダウンタウンの笑い以外、誰も認めない時代」だったと振り返り、ダウンタウンとは対照的なスタイルだったナイナイが受け入れられるには相当な時間がかかった告白。「でも、結果良かったかなとは思う」と続けた。

 矢部が語ったナイナイや、ダウンタウンとの確執に、視聴者からは「矢部目線で語る当時のダウンタウン、当時のお笑い界での立ち位置、岡村への思い。良い回でした」「背負ってたものが重過ぎる」「結局今の位置をキープしてるすごいコンビ」「矢部さんの強靭なメンタルすごいな」「矢部さんかっこいいわ」など、さまざまなコメントが上がっていた。

 矢部は、今年4月放送の『人志松本の酒のツマミになる話』(フジテレビ系)にゲスト出演、『笑っていいとも!』(同局系)のフィナーレ以来7年ぶりに松本と共演した。

 この際も矢部が『遺書』の件について触れると、松本は「めちゃめちゃええ意味で言ってるけどな!」と大慌てでフォロー。松本は、ナインティナインを『ツマミになる話』のサブMCに招きたいと打診するなど、現在の関係の良さをアピール。お酒を飲みながら談笑する2人に、視聴者も大喜びだった。

 また8月28日放送の『FNSラフ&ミュージック~歌と笑いの祭典~』(フジテレビ系)でも、ナインティナインの2人と松本が共演をはたし、話題になった。いつか浜田の口からも、当時の真相を聞いてみたい!?

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