■デカ盛りグルメ紹介番組に警笛

 9月21日の放送でもあっと驚く店のサービスやメニューを紹介していた『オモウマい店』。4月13日のレギュラー放送初回で世帯11.8%と高い視聴率を記録していたが、その絶好調ぶりは現在もキープされているという。

「9月に入ってからも7日の放送回の世帯視聴率は12.8%、さらに14日の放送では世帯13%、コアでも6.9%を記録して、双方の数字は横並びでダントツ1位。飛ぶ鳥を落とす勢いの番組ですよ」(制作会社関係者)

 数字が絶好調であれば怖いものなしのはずだが、そんな『オモウマい店』には今、思わぬ逆風が吹いているという。

「9月11日にウェブメディア『オトナンサー』が『安い「デカ盛り」料理を出す店を“美談”にする番組、本当にそれでいい?』と題した記事を配信。飲食店コンサルタントの成田良爾氏へのQ&Aを通じて、テレビ番組で取り上げられる驚くような安価で提供されるデカ盛りグルメを提供する店の経営について取り上げ、安いデカ盛りグルメを美談として紹介するのが良いのかについて、迫りました。

 また、9月20日にはグルメジャーナリストの東龍氏が『Yahoo!ニュース』に、『テレビで大人気の「激安デカ盛り美談」が飲食店に迷惑な理由』との見出しの記事を寄せ、激安デカ盛りグルメを取り上げる番組は飲食業界の助けにならないとの意見を示しました。

 どちらの記事も明確な番組名を出していませんが、安くて大盛りなグルメを紹介する機会が多い『オモウマい店』に当てはまる内容なんです。しかも、この2つの記事はかなり注目を集めていますね」(夕刊紙デスク)

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