■結婚はしばらくない伏線が

 また、百音が会社の新規事業審査会でプレゼンした、地域密着型の気象予報士を活用する企画は採用されなかったが、社員のまま気仙沼に帰ること、基本給と30万円の初期費用が支給されることは認められた。ただし、「2年で結果を出すこと」という条件が付けられており、百音は「必ず結果を出します」と意気込んだ。

 これにより、2人の結婚は“2年後”まで保留になりそうだ。同ドラマは百音の仕事を軸に展開していて、夫婦の絆はメインテーマではないと思われる。なにより、登米の人々の“がっかり茶番劇”は最後まで外せないので、結婚は最終週ギリギリまで引っ張られるのかもしれない。

 次週は、百音が気象班や汐見湯の面々に見送られ、気仙沼編が始まる。百音は地元のコミュニティFM局で気象予報士として活動するようで、菅波の登場は期待薄だが、くれぐれも『とと姉ちゃん』で坂口が演じた星野武蔵のように、長すぎた春にならないことを願いたいものだ。(ドラマライター/ヤマカワ)

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