2023年3月公開の庵野秀明監督(61)による映画『シン・仮面ライダー』の主演を池松壮亮(31)、ヒロインを浜辺美波(21)が演じることが、9月30日に国立新美術館(東京都港区)で行われた「『シン・仮面ライダー対庵野秀明展』合同記者会見」で発表された。
池松は1971年に藤岡弘、(75/当時25)が演じたことで知られる“本郷猛/仮面ライダー”を、浜辺は、脳改造直前に本郷を脱走させ暗殺された緑川博士の娘の“緑川ルリ子”を演じる。
「仮面ライダーのスーツを着用した本郷猛と、赤のロングコートに袖を通した緑川ルリ子のビジュアルが正式に公開されましたが、どちらも実によく似合っています。
今回の会見で池松はアクション練習の際に靭帯を痛めてしまったらしく、右足にギプスを装着し、松葉杖をついての登壇となりました。幸い撮影に支障はないということですが、“本郷猛”を演じるにあたって右足のケガは、不吉どころか“特撮の神様に祝福されてるな!”と思えます」(特撮ライター=以下同)
かつて本郷猛を演じた藤岡は、第9・10話の撮影中にバイク事故で瀕死の重傷を負ってしまったのは有名な話。藤岡にとっては第1話を病院のベッドで視聴する苦い思い出となってしまったが、急場しのぎで登場した“一文字隼人/仮面ライダー2号”が大人気となり、現在までシリーズが続くキッカケとなったのだ。
「本郷は改造人間なので、池松も『“主人公が改造手術に失敗したけど撮影には支障ない”と書いていただければ』としていました(笑)。一方の浜辺は大の仮面ライダー好きで知られていて、今回のあいさつも心に仮面ライダーが刷り込まれているのが伝わってきました」