■勝利への意欲が強すぎてアントニーに「もっと早く振れ!」

 視聴者からも「鬼ごっこは初めて見たけど、対決の中ではこれが1番面白いかも」「今日の鬼ごっこめちゃくちゃ面白い」「今回の旅は攻守目まぐるしく入れ替わり、抜きつ抜かれつで面白い」と、好評の声がネットに多数寄せられていた。

「今回の対決では、太川の調子が非常に良かったんです。これまでの放送では、62歳となった年齢面からか、体力的に、そして凡ミスが度々あるなど頭の回転の部分でも少し衰えを感じさせる場面もあったのですが、一転、今回はキレキレ。体調も良さそうで、戦略面も冴えていた。

 初日の中盤、茨城県・江戸崎のバス停では、追いかけてきた松本チームに新ルートを把握していることを勘付かれないため、攻守交代となったときにわざと悔しがる演技をする作戦を実行。さらに、初日のラストで鬼となっていた太川は、逃げ子の松本チームを発見しても、翌日のスタート時間を遅らせるために故意に泳がせるという奇策に出ます。この作戦は味方のアントニーとIMALUですら、混乱するほどの巧みな作戦でしたね」(前出のテレビ誌ライター)

 元気いっぱいの太川は、勝利への意欲もみなぎっていたようで、2日目のスタート時には「今朝早く目が覚めちゃってさ、この番組の夢を見て、うなされて目が覚めて。しょうがないから朝5時に地図を開いた」と話していた。

「寝ても覚めてもバス旅のことを考えるとはさすがは太川ですよね。ただ、勝利への思いが強すぎて、いつも通りチームメイトにきつく当たってしまう場面もありました。

 2日目に訪れた第7チェックポイント・五十塚児童公園付近で松本チームに写真を撮られた太川チームは、その後の待ち時間が、サイコロの出目が“60分待ち”だったために1時間足止めとなってしまいました。その後、太川はロック解除の時間が、最寄りのバス停からの発車時間のわずか1分後であることに気づきます。太川は、アントニーがサイコロを振るときにもたついたため、“時間がもったいないと思った”“今出発時間を見ると、早く振っておけよ!”と、笑っていたものの、かなり強い言葉でアントニーを叱責し、凹ませていました。

 さらに、元気が有り余っていたのか、珍しくプライベート、家庭の話をするシーンも。太川は待ち時間を利用して寄った飲食店でパンを食べていると、そのパンがとても美味しかったようで、“最近、かみさん(藤吉久美子・60)がパン焼いてくれんだけど、やっぱり(店のパンが)うまいね”と、妻の藤吉が焼くパンをさりげなくディスる場面もありましたね」(前同)

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