■長谷川に対する思いが見えた?

 ちなみに、藤はその後も不倫や離婚騒動などとは縁遠く、現在まで円満夫婦で知られており、19年の『週刊女性』(主婦と生活社)のインタビュー記事でも、

「夫婦円満の秘訣? 女房に惚れていることかな。“好きだよ”と言葉にすることはないけど、相手の人格をリスペクトすることは忘れない。あ、最近は寝る前に必ず手を握るようにはしているよ。この年になると、お互い目が覚めないかもしれないじゃない(笑)。だから生存確認の意味も兼ねて、触れ合うことで愛を確かめているよ」

「(「溺愛してるものは?」とう問いに)女房。もし女房がいなくなったら、人生終わってもいいと思っている。彼女に褒められていたいから、仕事も続けているようなもんだしね。絵や焼き物など、これまでハマってきた趣味は、いつも夫婦一緒にやっているよ。どちらかが何かにハマると、一緒にやろうってなるんだよね」

 と、やはり愛の深さを感じさせるコメントをしている。

「今回の『徹子の部屋』で、鈴木は藤の“惚れたらむしり取らなきゃいけませんからね、男は”という言葉を聞いた瞬間に、思わず“うわ、素敵……素敵です”と声を漏らしてしまっていました。さらに、何度もうっとりとため息をつき、“素敵なご夫婦でしょうね……”と漏らしていました。

 考えてみると、長谷川と鈴木の関係性と近いものがあるんですよね」(前出の専門誌記者)

 いまでこそ長谷川は『麒麟がくる』で大河ドラマの主演を果たしたり、16年には映画『シン・ゴジラ』で第40回日本アカデミー賞・優秀主演男優賞に輝いたりと人気実力派俳優となったが、鈴木との交際が報じられた2010年当時はまだブレイクしたばかり。

 一方の鈴木は90年代から大人気女優として活躍し、「格差カップル」と呼ばれていた時期もあったのだ。

「それだけに、長谷川が大河主演クラスにまで上り詰めたことは、鈴木にとっても非常にうれしい出来事だったと思いますが、結局のところいまだに結婚は叶わずじまい。藤のように、“むしり取ってほしい”という思いもあるかもしれません。今回の『徹子の部屋』では、そんな本音を思わず覗かせていた感じがありますね」(前同)

 このまま女優としての道を邁進するのか。それとも、いつの日か長谷川が「かっさらう」日が来るのか。2人の明日はどうなるーー。

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