■お笑い界の“顔”はたけしから松本へ

 松本は2020年より始まった、8時間にわたる大型特番『お笑いの日』(TBS系)で浜田雅功(58)とともにMCを、同番組内で放送される『キングオブコント』では審査委員長を務めている。

 今年の『キングオブコント』では、松本以外の審査員を刷新。東京03飯塚悟志(48)、バイきんぐ小峠英二(45)、ロバート秋山竜次(43)、かまいたち山内健司(40)という松本以外の審査員が、当日の『お笑いの日』の中で発表されたことも話題を呼んだ。

「審査員を務めたのは、まだまだ現役バリバリのプレイヤーと言える芸人たちです。本来なら、他の芸人のコントに点数をつける審査員なんてやりたくはないでしょう。それでも、審査委員長として松本さんがいる番組で、審査員のオファーが来たら断れないですよね。

 これまで、そういった賞レースの顔、大型特番の顔は、ビートたけしさん(74)がやってきました。『FNS27時間テレビ』や『THE MANZAI』(ともにフジテレビ系)などがそうでしたよね。それがここ最近は、たけしさんではなく、松本さんにその役割が回ってきているんです」(前出の制作会社関係者)

 かつては『M-1グランプリ』の顔とも言える存在だった島田紳助氏(65)が、2011年に芸能界を引退。2016年大会からは、松本が『M-1』の顔になったと言えるだろう。

 歴代の『キングオブコント』チャンピオンらが集結した、6月12日放送の『キングオブコントの会』(TBS系)では、松本が20年ぶりに民放で新作コントを披露した。

 さらに、8月28日と29日、ゴールデンタイムに生放送された大型特番『FNSラフ&ミュージック~歌と笑いの祭典~』(フジテレビ系)では、番組のキャプテンを務めた。

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