■怪しげな行動を見せる登場人物たち

 まず、真帆のママ友である菱田朋子(桜井ユキ/34)と息子の“キヨ君”こと清明(桑名愛斗/10)で、「篤斗のことを聞いたとき、一瞬、キヨ君の目線が揺らいだのと、ママがにらんでいるように見えたのが気になる。見返すとオープニングで、転んだキヨ君に対して篤斗が“死亡〜”とからかうシーンがあって、これがイジメならば親子の表情に納得かな」などの声が。

 次はITベンチャーの若手起業家・橘一星(佐野勇斗/23)と事件当日、凌介に接触してきた謎の女・本木陽香(生駒里奈/25)だ。これには「駅のホームで生駒ちゃんと凌介のツーショットをスマホで盗撮されている気がするんだけど、このスマホは橘一星が持っているのと同じ?」「次回予告で佐野勇斗が一気に怪しい顔になってる」などの指摘が。

 さらに、妻の真帆と不動産屋の林洋一(深水元基/41)には「奥さん(真帆)がパートの遅番を早番とウソついてた。旦那にウソをついて早く帰る理由を考えた結果、不倫しか思いつかない。すると、気になるのは夫婦の大学の後輩である林で、家族写真に入るときに奥さんが一瞬ためらったのが気になる」などと推理する声もあった。

 しかし、『あな番』のように考察で盛り上がっている一方で、思わせぶりなだけで、実は伏線を散らかしただけど疑う声も。これは、同じ秋元氏の原案である前期放送のドラマ『漂着者』(テレビ朝日系)が、最終回の予告で「ラスト5秒ですべて回収する」と謳ったのに、多くの伏線を放り出して終わったためだろう。

 また、同局は竹内涼真(28)が主演した今年1月期のドラマ『君と世界が終わる日に』で、地上波では結末を迎えず、配信サイト「Hulu」でSeason2を続けて視聴者を困惑させたこともある。『真犯人フラグ』が視聴者が満足する結末を見せてくれるのか、今後が気になるところだ。(ドラマライター/ヤマカワ)

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