■『カズレーザーと学ぶ。』はレギュラー化「濃厚」

 10月15日放送の『カズレーザーと学ぶ。』第3夜では、現代人の衝動的な行動をテーマに「浮気男のサイン『方向音痴』に近づくな」と題し、脳科学者・細田千尋氏が浮気する男性のメカニズムを分析。

「ブレーキが効かずにアクセル全開の状態」が“衝動“であり、衝動的な浮気について細野氏は「浮気に関係する脳内物質がある」と説明。それは主に、脳下垂体から分泌されるバソプレシンを受け取り、利尿作用を抑えて体内の水分量を調整する「バソプレシン受容体」だという。

 細田氏はバソプレシン受容体が多いと「個々のつながり、特定のパートナーとの心の結びつきが強くなる」と主張し、あくまでもネズミでの実証だが、バソプレシン受容体が記憶能力と空間把握能力に関係しているとコメントした。

 これにカズレーザーは「人間に当てはめると方向音痴は(多くの人と)関係を持ってしまう。空間把握能力が高い人とコンパすれば……だから体操選手とコンパすれば(浮気しない相手が見つけられる)」と納得した様子だった。

 また、日本では陣痛促進剤にも使われている「オキシトシン」というホルモンが浮気防止に最適だといい、オキシトシンを鼻に噴霧すると「パートナーに対してだけ(気持ちよさ、幸福感などを引き起こす脳のシステム)報酬系の活動が上がる。他の女性に対しては報酬系が上がらなくなる」と細田氏は主張。

 脳が「パートナーは誰か」を認識し、パートナーを優先することで浮気防止になると説明されると、カズレーザーは「すごいっすねそれ。脳がパートナーを優先するんですか」と感心していた。

 最後に総括を求められたカズレーザーは「浮気をする理由が見つかった」とコメントし、スタジオの笑いを誘った。

「『カズレーザーと学ぶ。』では、『ホンマでっか!?TV』以上のその道の専門家を招いていて、アカデミックに最新研究を解説するため、難しい専門用語が出てきます。もちろん、カズさんも知らないことが多い。それでも絶妙な相槌やコメントを挟み、細かく噛み砕いて、視聴者に分かりやすいシチュエーションなどにたとえてくれるんです。まさに番組のタイトル通り、カズさんと一緒に学んでいく構成になっていました。

 コア層、ファミリー層をはじめ、幅広い世代が関心を持てるであろう『カズレーザーと学ぶ。』は、スポンサーも食いついてくるのでは、と思わせるような内容でしたね。今後は、週末に1時間などの枠で放送され、そしていずれはプライム帯などでレギュラー化する可能性は十分ありそうです。そうなったら、いよいよカズさんは、“池上彰×明石家さんま”とも言える存在になるのではないでしょうか」(前出の制作会社関係者)

 次世代の教養バラエティ番組を席巻するのは、カズレーザーになるのかもしれない。

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