■『相棒』&『ドクターX』は高視聴率でも……

 スタートからわずか半年足らずで大人気バラエティ番組となった『オモウマい店』。一方で、今クールの“ドラマの雄”といえば、水谷豊(69)主演の『相棒 season20』と米倉涼子主演(46)の『ドクターX~外科医・大門未知子~』(ともにテレビ朝日系)だろう。

『オモウマい店』2時間SPと同じ週、10月20日放送の『相棒』第2話の世帯視聴率は14.5%、21日の『ドクターX』の2話は15.9%と高い視聴率をマークした。

『相棒』の第2話は、第1話「復活~口封じの死」から続くストーリーで、特命係が相島一之(59)演じる内閣官房長官・鶴田翁助が“黒幕”の事件解明に走った。

『ドクターX』の第2話には、野村萬斎(55)演じる“新たな敵”蜂須賀隆太郎と、西田敏行(73)演じる蛭間重勝の過去を知る銀座のクラブママ・二木麻也子役として夏川結衣(53)が登場。

「これだけ安定して高い世帯視聴率を記録するわけですから、『相棒』も『ドクターX』はテレビ朝日を牽引する看板ドラマですよね。ただ、実は両番組ともコア視聴率がめちゃくちゃ高いというわけではない。21日の『相棒』のコアは3.2%、『ドクターX』は4.4%でしたからね。

 両ドラマのコアを合計すると7.6%。同じ2時間ですが、『相棒』と『ドクターX』を足してようやく『オモウマい店』の2時間SPと同じ数字なんです。今、テレビ局が求めている数字としては『相棒』と『ドクターX』の2本と、『オモウマい店』が“同価値”だとも言える。

 それぐらい『オモウマい店』がすごいということですが、一方で、とんでもなく高い世帯視聴率を取る『相棒』と『ドクターX』のメイン視聴者がシニア層だ、ということもあらためて明らかになったわけです」(前出の民放キー局ディレクター)

 テレビ朝日の看板ドラマ『相棒』と『ドクターX』のように、快進撃を続ける『オモウマい店』が日本テレビの看板バラエティになる日も近い!?

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